国際交流

しばらく停滞してたメキシコとアメリカのコーナーを統合して新たに「国際交流」のコーナーとして再スタートすることにします。もちろん、この二つのコーナーも止めた訳ではありません。ただ、テーマを搾りすぎて考えが続かなくなった事もあり、今度はすこし広い視点でHIPPOの国際交流について書いて見たくなりました。(2004/9月・管理者)

イヤーロング(2004/12月)
HIPPOの国際交流形態のなかにイヤーロングと言われる制度があリます。これは公立高校の単位交換制度を利用しての「高校生一年留学」です。(当然参加できるのは高校生に限ります)本当は学校で企画するものなのでしょうが、先生方も忙しいようで、民間の団体が実務を請け負う事になりました。
本部では、日本→海外・海外→日本の他、三国間の斡旋も手がけているようです。

我々が会うのが多いのは当然周囲の高校生メンバー達です。
海外留学のことを聞いて入会してきた子もいれば、小学生の頃から高校に入ったら「イヤロンに行くんだ」と夢をふくらましてきた子もいます。
実際参加するとなれば、それなりの選考は受けなければならなりません。(落とす為の試験では無いという事ですが)皆思うように学力・会話力が付かないと悩み、行ける事になれば、異郷での生活・学習その他の不安と期待の中で出発準備が進んでいくのです。

出発後の生活は月に一回FAXで報告が来ます。予想もしない困難にぶつかり、それを乗り越えていく強さ(自分にこれが出来るか、あるいは出来たか)そして一年が過ぎ、一回り大きくなって帰ってくるのです。
(ちなみに多くの子はホントに太ってくる、逆に日本に来た子“特に欧米系”は帰る頃には痩せている^^;;;)まさに頼もしい限りであります。
制度が始まってまだ数年第一期生もまだ二十代前半、まだこれからの人達です。
他の子より「ちょと遠いところに行って来た」経験は、少なくとも邪魔にはならないはずです。(無駄にはなるかもしれない)
それを生かすも殺すも自分次第でありましょう。あえて捨て去ろうと言うのなら・・・「それも君の人生だ、でも消えては無くならない。」

「人とちょと違う事した」それは「自分の人生を切り開く力が、ちょと強い」と言う事です。
いかにも期待出来そうではありませんか。


グループフェロウ・ジュニアフェロウ(2004/9月)
青少年交流に同行する、大人のメンバーをグループフェロウ(以下GFと省略)と言います。また大学生相当の年代でリーダーとして参加する人をジュニアフェロウ(以下JFと省略)と呼びます。
小中学生がホームステイに多人数参加する青少年交流(参加資格は大学生相当の年代まで)の場合メンタル面等のトラブルが発生することも多く、そのサポートを努めるのがGF・JFです。

従来は本部の職員が同行したものですが、職員達も忙しく、一方メンバーのなかには国際交流のベテランも多く存在すると言うことで、その人的資源を生かそうと言う事で始まったのがGF、参加する子供たちのお兄さん、お姉さんとして参加するのがJFです。

ところでそのGF・JFたちも、あちらではホームステイです。
何事も無ければホームステイを楽しめば良い・・・訳ですが、実際問題、長期に渡る、他者との共同生活だけに自ら問題に遭遇してしまう事も、あるのです。
悩みを打ち明けてきた(それはそれで勇気の要る事です。そして努力もした末)子供たちを導き励ますはずが(表見はそうなのでしょうが)その子供たちに逆に勇気をもらって、交流を成し終えていったようです。

じつはかなりの実務をかかえるGF・JFたち、苦労し努力し、その分、楽しみもしたホームステイで、参加した子供たちを成長させていった訳ですが、実は誰よりも成長したのはGF・JF自身かもしれません。

そして留守番組も参加者の体験を糧として生きていく(大げさかな・・・?)これが国際交流の素晴らしさです。


メキシコちょと良い話 (99/9/2更新) 計トラ=プロジェクト (00/12/12更新)